植樹2年目にして初ヴィンテージワインが正式にリリースされました。
すでに昨年11月12日の第1回収穫祭で、発酵が終了したばかりのカベルネ・フラン、シラー、メルロ3種の混醸ワインで乾杯し、今年5月20日の新会員歓迎懇親会ではこのワインをメインに仲間内で楽しみました。
それに次いで、カベルネ・ソーヴィニヨン100%のワインを4月22日に瓶詰めし、5/20懇親会で初披露するとともに、22日・23日と全国のサポーター会員の皆さんにお一人1本ずつ発送したのです。
エチケットは、明野ヴィンヤードのロゴマークのデザイナー福永由美子さんに作っていただきました。。
今後の基本ともなる、素敵なエチケットです。
これに先立って、ワインのテースティングを山梨ワインの伝道師ともいうべき勝沼ワインマーケット・新田商店の新田正明さんにお願いし、以下のコメントをいただきました。
濃い紫のルビー色。香りはカシスやブルーベリーの香りの中に杉やミント・メントールの香りが感じられる。味わいは黒いベリー系の果実味と、針葉樹やハーブを思わせる清涼感がバランスよく配置されている感覚。
余韻は中庸。タンニンと酸は、少し若々しく、暴れている感覚で、ざらざらと舌に残るが、時間が経つとドライフルーツや胡椒などのスパイス系が前面に現れて、丸味を帯びてくる。
総評としては、山梨のカベルネとは思えない完熟した葡萄の熱を感じ、上質な酸とタンニンから、熟成によりまだまだポテンシャルを発揮するボディと予測できる。
無補糖で、セニエ(赤ワインの色やタンニンを濃くする液抜き)せず、樽も使っていない、ただブドウ本来の特徴を素直に表現したワインですが、そのポテンシャルを高く評価していただきました。ありがとうございます。
醸造を委託したドメーヌ・ド・ラ・アケノ ヴェニュスの吉田修三さんにも感謝します。
生産本数が極少のため、残念ながら一般販売はしません。
しかし今後機会を作って、明野ヴィンヤードに関心を寄せてくださるワイン関係者の皆さんにはご披露する予定です。
また、今年はブドウの収穫量が一気に増える予定のため、全ての品種を単独で仕込み、各品種や樽を使ったワインなど、多様なワインをつくり、来春以降、順次リリースする計画です。ご期待ください。