快晴の秋空の下、朝8時から22人が参加して、カベルネ・ソーヴィニヨンを収穫しました。
病果や赤熟れが少なく、よく熟したブドウです。11時には終了し、計量したところ232kgでした。植樹2年目の樹としては、上々の成績です。
直ちに委託醸造先のアケノ・ヴェニュスに運び、除梗機に投入して、タンクに仕込みました。
梗を除いたマストの量は210kg。初収穫だったカベルネ・フラン、シラー、メルロの3品種混醸ワインとは違い、単独のバラエタルワインとして仕込める量です。糖度を測定したところ22.1Brix。補糖なしでいけますし、酸も十分残っており、色合いも良好です。ワイン原料として、高品質なブドウです。
製造本数は200本程度ですから、まだサポーター会員への配布や一般販売はできません。
それでも熟成後は一部をリリースし、飲食店やワイン関係者にご紹介したいと考えています。
これで2022年、植樹開園2年目にして初収穫のヴィンテージが終了しました。
最初に成熟したメルロが鳥によって大部分食べられてしまった被害があったものの、全体としては質・量ともに良好な収穫で、明野ヴィンヤードの将来性に確信をもてた年でした。
来年は、確実に赤ワイン用のカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロ、シラーの4品種は、それぞれ単独のバラエタルワインとして仕込めるでしょうし、一部は樽発酵にすることができるでしょう。
また、今年は仕込めなかった垣根のシャルドネ、棚の甲州という白ワインのラインナップもワインにすることができるでしょう。
大いにご期待ください。