10月15日、突き抜ける青空、降り注ぐ日差しのもと、31人のメンバーが参加して、カベルネ・フラン、シラーとメルロを収穫しました。収穫量は合わせて約70kgでした。わずかとはいえ、明野ヴィンヤードの歴史的な初収穫です。病果もほとんどなく、いい品質のブドウが獲れました。
開園2年目、まだ自前の醸造設備はありませんから、今年のブドウは、同じ明野にあるドメーヌ・ド・ラ・アケノ・ヴェニュスさんに頼んで委託醸造してもらうことにしました。とはいえ、任せきりにするのではなく、最初の仕込みは会員自身で担い、その後の醸造工程にも赤松と北野が研修という形で吉田修三さんの指導を受けながら参加させていただくことになりました。
写真は、全員で手除梗をしているところと、除梗した果粒をタンクの中に投入したところです。
今回の3品種は収量の関係でまとめて混醸しましたが、明野ヴィンヤードのワインのめざす方向は品種の特徴を鮮明にさせたバラエタルワインです。その意味でも、今年の収穫本命は次のカベルネ・ソーヴィニヨンです。幸い、成熟は極めて順調で、これからは晴れて寒暖の差が大きい気候が続くので、素晴らしい品質になりそうです。
写真は、鳥害を防ぐためカイト鷹と防鳥ネットで守られたカベルネ・ソーヴィニヨンの畝です。